労働市場が硬直的な日本では、これまで、ある企業を定年で卒業したらその企業には決して戻らないという暗黙のルールがあったように思われる。しかしながら、最近では潮目が変わりつつある。おっさんが勤務していた銀行でも、アラムナイネットワークの構築に乗り出したようだ。狙いはどこにあるのだろうか?
人事運営が硬直的なところでは、市場価値のある人材も、定年ないし、一定の年齢に達したら、比較的簡単にぽいっと出される。その施策のポンコツ度合いにようやく気づいたのか、平等を装いながら、欲しい人材だけを都合よく呼び戻すことに目的があると思っている。
同時に、既存社員の育成計画にも変化があってしかるべきだろう。無思考に年齢で切ることはやめて、残って欲しい人には60を超えてまでも高給を払い続けるだろう。
登録画面には、何に興味があるのか、どの業界でどんなExpertiseを持っているのか聞くところもあると聞く。
これまでは人事というだけで左うちわで過ごしていた連中も、人材流出が目に見えるようになれば、経営陣からの厳しい目線にさらされるようになるだろう。