前回、責任無限大のコンプライアンスオフィサーということをお話したが、その裏側にメリットがないと誰もやらないだろう。
組織の中でのポジションとしては、役員クラスで、ほぼすべての経営としての意思決定に関与することになる。特に多いのが、リスクが実現してしまった場合の対処を任される事が多い。初動を誤ると、怪我が大きくなりがちなので、そこは普段から引き出しを設けて、こう来たらこうする、というようなものを用意している人が多い。
今一つは、部門の長として部門運営に責任を持つということで、まとまった組織の運営に関与でき、方針の優劣によって如実に結果に差が出てくるということである。最悪の場合、退任ということありうるが、運営に定評が出てくると、なかなか交代はないし、経営者からの信頼も増して、仕事がやりやすくなる側面がある。
報酬面では、営業や経営企画などからすると見劣りするケースが多いと思われるが、罰金などを未然に阻止していることの功績を報酬に織り込むべきであるとの意見は根強い。