最近では個人で事業を興して、ストレスなく働いている人も増えているというが、そうは言っても周りにいる人達とうまくやる能力がある人が成功しているのではないかと思う。
サラリーマンを30年やってきて、人事との相性はものすごく大事だと思っている。彼ら自体がすごいわけでは決してないのであるが、仕組み上、人事が起点になって物事が動いていくのだからアタリマエのことである。人事がきちんと機能していて本来の動きをしてくれている限りは問題ないのであるが、問題は、人事に能力がなかったり公正性に欠ける場合である。
人事で一番やってはいけないのは、レッテルを貼ることである。レッテルというのは大抵の場合、偏っているものであり、また数少ない事象(それが本人の本質を必ずしも体現しない)がベースになっていることがほとんどである。そこから導かれる意思決定がいかにおぞましいものになるかわかるだろう。
人事も人の子なんだから、一人の人間として付き合えば良いのではないかと言われれば、そのとおりである。人事が馬鹿なら、バカなりに付き合う術を身につければ良いのである。ただおっさんはコンプライアンスをやっているくらいだから正義感が強く、血の気も多い方なので、ときに人事をチクチクやっつけようとして返り討ちにあることもすこしあった。
会社員であるうちは大人しくしていろ、というのは処世術であるが、それではいかにもつまらないと考える人はどうしたらいいのであろうか。実績で黙らそうとしても、人事が不公平な判断・評価をしてこられたら、せっかくのいい成果も闇の中に葬られてしまう。
こういう秘密警察みたいな人事が大手を振って歩いているうちは、日本の会社のダイナミズムは生まれないだろう。